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GMOインターネットグループのGMOシステムコンサルティングは2018年9月10日、マルチシグベースの仮想通貨送金管理サービス「GMO SigNeD」の提供を開始しました。
マルチシグは、仮想通貨取引の際に必要な秘密鍵(暗号データ)にうより署名手続きを複数行う仕組みのことで、「GMO SigNeD」を利用することで事業者はGUIによる簡単な操作で送金を行うことができるようになるものです。
仮想通貨の口座管理に欠かせない秘密鍵の扱いに対するセキュリティ対策が注目されながらも、その設定や運営の難しさに課題があるとされていました。
利用事業者と「GMO SigNeD」(GMOシステムコンサルティング社のサーバーで管理)が秘密鍵を分散管理することで誤送金や不正流出の発生を低減することができるとのこと。
本日時点でビットコインの送金に対応しており、今後、その他の仮想通貨への対応も予定しています。
「GMO SigNeD」は今回の一般低許うに先駆け、GMOインターネットのゲームアプリ「CryptoChips byGMO」(参考「ゲームの報酬にビットコイン、GMOの仮想通貨配布システム「CryptoChips」が8月スタート」)における報酬支払いの仕組みに導入を済ませているとのことです。
【関連URL】
・[公式] GMO SigNeD
・[公式] GMOシステムコンサルティング株式会社
蛇足:僕はこう思ったッス
仮想通貨の流出問題等で最大の問題は「秘密鍵」であるといっても過言ではないだろう。仮想通貨の送受信に使われるアドレスに紐付くいわゆるマスターキー的な存在で、これを不正に使われてしまったら、そのウォレットは銀行口座でいう印鑑を盗まれた以上にやりたい放題になってしまう。複数の鍵を用意し送金時の処理に必須とすることで、仮に1つの鍵が漏洩しても不正送金は果たせられない。もちろん、これで全てがクリアになるわけではないが、一定の価値の仮想通貨をプールし頻繁に送金するような取り組みを検討しているような事業者にとっては、値段次第ではあるがマルチシグをイチから構築するよりは明かに一段感レベルアップすることになるのだと思う。