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ディズニーからディスカバリーチャネルといった有力スタジオの作品やミュージックビデオまで世界最大級9000超のVR映像コンテンツラインナップを展開する米「Little Star Media」(以下、Littlstar)の配信プラットフォーム。同社は2016年8月にソニー・ミュージックエンタテインメント(以下SME)と事業提携を果たし、日本国内での活動をスタートしている。
2016年に入り急速に画期を帯びるVR市場だが、コンテンツ・プラットフォームはおよそ数百規模の展開にとどまっている状態で、「Littlstar」の9000タイトルは群を抜いているだけでなく有力スタジオとの関係構築という面でも圧倒的にリードしている。
「Littlstar Japan」は、米LittlstarとSMEの提携によって、SME社内の1プロジェクトとして日本国内向け事業としてスタートしたもので、現在は、スマートフォン向けのアプリを日本国内で展開するにとどまっているが、早い段階でHMDやTVなど(Playstation VR、Gear VR、Oculus Rift、HTC Vive、Apple TV、PC)の多様なデバイスへのサービス展開を予定している。コンテンツとしてはすでに海外で公開されているもののみならず、日本独自のコンテンツも順次提供する計画。Littlstarが技術およびサービスのプラットフォームを提供し、コンテンツ編成やマーケティングについてはSMEが担当するという座組みだ。
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
デジタルコンテンツグループ VRチーム
飯田 貴晴(左)
川中 康年(真ん中)
細見 由貴子(右)
【関連URL】
・公式「Littlstar」
http://jp.littlstar.com
・Japan VR Summit 2 登壇者および出展ブースの詳細を公開 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/post-23883.html
VRにおいて、僕はゲームなどより360度動画の方が好きでいろいろなものを頻繁に視聴している。アメリカではニュースなども当たり前のようにVR動画を公開していてなかなか面白いのだが、Littlstarのコンテンツラインナップは作品としての完成度が高く群を抜いておもしろい。おそらく初めてVRコンテンツを体験する人にとっても魅力的に映るのではないだろうか。そういう意味ではLittlstarの普及はVR業界の発展につながるように感じている。ただ、注意したいのはキャズム前にあるということ。線や面を抑えてもVR普及後のビジョンがなければいずれ低迷期が訪れる。PS VRを持つソニーだけにシナジー効果は期待できるかもしれないが、その先、もっと先が早期に見えてくるようになるかが試金石となるように思うっす。