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ワークスペースのシェアリングサービスを提供するスペイシー社は2018年7月10日、リモートワーク中でも確実にタイムカードに打刻できる顔認証・GPS打刻アプリ「スペイシータイムカード」の提供を開始しました。
スペイシーは、オフィスや飲食店などの空きスペースを会議室やコワーキングスペースとして貸し出すことのできるシェアリング型プラットフォーム「スペイシー」を首都圏を中心に展開。4000室の会議室と1000席のコワーキングスペースを展開しています。会員は13万人。
そもそも遊休スペースの活用モデルとしてこの事業を展開しているため、多くの設備で受け付け不在となっており、スペイシーはモバイル端末を使ったチェックインシステムを開発していました。
スペイシーパスの技術を多面展開
スタッフを介在させず本人を確認する。その課題をスペイシーは顔認証によって実現しています。顔認証とGPSによる入退室管理・決済・開錠・本人確認システム「スペイシーパス」です。
「スペイシーパス」は、スペイシーが展開するシェアリングサービスのチェックインはもちろん、この技術を使った認証および決済スキームとして導入するだけでなく、決済や入店管理に用いようとしています。今回の「スペイシータイムカード」は、その応用例の一つということです。
スペイシータイムカード概要
提供開始日 :2018年7月10日(火)
料金 :基本使用料無料。1名から100円(税別)/月
対応端末 :Android5以上(スマートフォン、タブレット)
機能 :スマートフォン、タブレットでの顔認証による出退勤打刻、位置情報の記録、打刻データの表示、ダウンロード(CSV形式)
利用方法 :公式サイトより利用登録、有料課金申し込み後、アプリをダウンロードして利用
【関連URL】
・[公式] スペイシータイムカード
蛇足:僕はこう思ったッス
矢継ぎ早にアイディアを実装&展開するスペイシー。どの取り組みも常にタブー領域に切り込むところが興味深い。非連続と連続の挑戦はいずれ突破口を生み出すことになるように感じる。顔認証の精度は指紋などと比べるとどうなのかわからないが、カメラがこれだけ普及しているとなると活用しない手はない。GPSとのかけ算で精度を高める手法は、実運用しているところにしか手が出ないアイディアだろう。