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身体の動きを認識できるスーツ「e-skin」の個人開発者向けのキットを提供するキャンペーンがKickstarterで始まっています。
1着あたりで479ドルからと高額ながら、キャンペーン開始8に日(2017年8月10日)ほどですでにで70人の支援者を獲得しています。
電子回路布を使い着心地と機能性を追求
開発したのは東京大学発のスタートアップXenoma社。東京大学・染谷研究室/JST ERATO染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクトからのスピンで生まれています。
主力となるのは電子回路を布の上に形成する技術。Printed Circuit Fabric(電子回路布)と呼ばれる伸縮性回路を布上に形成する技術を活用した衣類の開発および事業家を行っています。法人向けには2017年2月から「e-skin DK」の販売を開始しています。
「e-skin」の最大の特徴は普通の服であること。e-skin Hubと呼ばれる6軸のモーションセンサーが内蔵の通信機器を背中に接続する必要はあるものの、シャツ本体は洗濯も可能です。
動きやすいだけでなく、カメラなどの特別な装置を配置する必要もなく、よくあるハプティックスーツ(触覚機能を持ったスーツ)などのようにがんじがらめになる感じもありません。
SDKには、WindowsとAndroid、Java SDKに加え、Microsoft HoloLensなどとの連携を可能にするUWPアプリ用SDKが用意されています。SDKにはディープラーニングを活用しオリジナルのモーション判定機能を開発できる環境が用意されているとのこと。今後、MacOS・iOSやUnreal Engineなど向けの開発環境も提供する予定です。
【関連URL】
・Xenoma
https://xenoma.com
・Kickstarterプロジェクトの詳細
https://xenoma.com/kickstarter
VRエンタテインメントの名著「Ready Player One」(VR小説の決定版、日本人必読「Ready Player One」 【@maskin】)がまもなくスピルバーグ監督によって映画化されるわけだが、VRが市民権を得られるに伴い身体性とデジタルコンテンツの親和性が注目される日はそう遠くないと思う。そういう意味では多数のセンサーを違和感なく装着できる「e-skin」の可能性は大きい。もちろん、他の用途にも使えるとは思うのだけど。