世界覇権を握るのは100億メッセージ/日のWhatsApp? スマホメッセンジャー戦国時代へ突入へ 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]

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 米Yahoo!の社員だった二人が2009年に立ち上げたメッセージングアプリ「WhatsApp メッセンジャー」が世界を席巻している。

 アプリマーケットを見れば一目瞭然。有料アプリながら、世界ほとんどの国と地域で上位3位以内に入っている状態で、ランキングだけを見れば日本発で急成長中のLINEすら寄せ付けない様相である。

世界市場で見れば勢いはNo.1、覇権争いの焦点はこの1年半



 
 「WhatsAppメッセンジャー」アプリは2009年の5月4日リリースと、いわばスマートフォン向けメッセージングアプリのパイオニア的存在。日本で「LINE」がリリースされた2011年6月の時点では、年間成長率がはんぱじゃないと注目されていたアプリだ。

 ユーザー数は非公開だが、2012年4月において1日あたり20億メッセージがやりとりされているという報道があったかと思えば、2012年8月には100億メッセージ/日にまで急成長したとのこと。

カカオトークはユーザー3500万人の時点で、1日あたりのメッセージ数が10億としていたことなどからいくつかの予想ができる。世界での広い波及状態からアクティブ率はかなり高いと仮定(1人あたり10メッセージ/日)みると、すでに1億ユーザーを獲得しているとまではいわないまでも、数千万ユーザーは間違いなさそうな状況だ。

 一方の「LINE」は2012年9月26日LINE登録ユーザー数が世界6,500万人・日本3,000万人突破とのこと。中国約13億人を中心にWeChatが2億ユーザーを突破しているが、世界での波及力が強いWhatsAppとLINEとまじえた戦いはどうなるか見えない状態だ。特に、この領域はスマホ普及に伴いこの1~2年で急成長しており、今後1年半~2年程度のシェア争いからは目が離せなくなりそうだ。

whatsapp

WhatsAppメッセンジャーの画面:LINEと比較すると複雑で、日本でいえばco-meetingのような繊細で、デジタルメッセージングに慣れた人向けの高度さがある。なお、スタンプはないが写真と画像、そして位置情報を共有する機能がある。

【関連URL】
・WhatsApp Messenger | iTunes App Store
http://itunes.apple.com/jp/app/whatsapp-messenger/id310633997?mt=8
・WhatsApp について
http://www.whatsapp.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
WhatsAppメッセンジャーは、LINEと同じ「SMSの不便利という問題」を突いたもの。両社とも「SMSキラー」という表現は使っておらず、あくまでスマホネイティブのメッセージングを目さしている。日本では、ほとんど語られていないアプリだが、世界のマーケットを眺めてみればその脅威を感じられると思う。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・表現・ミディアム・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら


蛇足:オレはこう思う

 LINEがFacebookの次を狙っているという記事を書いたとき「LINEはメッセージツール。Facebookとはまるで別のツール。Facebookの次を狙っているとは思えない」という反論が少なからずあった。しかしその反論は、LINEが「ホーム」「タイムライン」という機能を搭載し、Facebookのモバイルアプリと見た感じがそっくりになったときに、一瞬にして消えた。

 僕がLINEに可能性を感じるのは、Facebook同様にソーシャルの社会インフラを目指しているから。Facebook同様に仮想通貨やソーシャル広告を始めとするマネタイズの可能性を持っていると思うからだ。いや、オフラインとオンラインの境界に立っている分だけ、マネタイズの可能性はより大きいとさえ思っている。

 もちろんLINEを運営するNHN Japanはその可能性に気づいているし、Facebookを超えたいと明言している。

 WeChatのチームも同じだ。

 大事なのは、どの程度のマネタイズの可能性を持っているか。その可能性に向けて、どの程度真剣にリソースを注いでいるのか、ということだと思う。

 ユーザー数が大事なわけじゃないと思う。だってユーザー数だけみれば、QQの13億登録ユーザーを超えるコミュニケーションツールはしばらく出てきそうにない。Skypeやgmailにしたって既にかなり普及しているけれどFacebookの次のソーシャルインフラになれるとは思わない。(湯川鶴章)

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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