YahooがレストランレビューサイトYelpと提携、レーティングを検索結果に反映!【@MICKEYTACHIBANA】

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ネット検索のシェアが落ち続けているYahooはレストランレビューサイトYelpと提携し、ローカル地域小売店の検索結果にYelpからのレイティング情報を表示する。Yelpは既にMicrosoftとAppleに対して同様のサービスを提供しており、検索で68%のシェアを持つGoogleに対してMicrosoft、Yahoo、Appleの大手3社が、揃って人気のあるYelpに頼る結果となった。一方でMicrosoftは3日前にYelpと競合するFoursquareとも提携し、店舗情報、レイティング情報を得る為に$15 millionの資本提携を発表した。

検索市場ではGoogle及びPowered by Googleが68.4%の圧倒的シェアを持っている。現在Yahooの検索エンジンとなっている、Microsoft Bing及びPowered by Bingのシェアは27.1%であるが、ここ数年じわじわとシェアを伸ばしている。3番手に付けるask.comはが2.6%、AOLグループは僅か1.3%となっている。

Yahooの売り上げは約$4.8 billionで昨年と横ばい。対するYalpは$358 millionで年間50%以上伸びている。YelpはYahooとの提携が発表された直後に株価が30%上昇したが、Yahooは7.9%下落した。
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【関連URL】

・Yahoo Said to Partner With Yelp to Attract Search Users

http://www.bloomberg.com/news/2014-02-09/yahoo-said-to-partner-with-yelp-to-attract-search-users.html?cmpid=yhoo

・Yahoo to Partner With Yelp on Local Search
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304680904579371263386333816

・Google Fails to Gain Search Market Share, Bing Steals From Yahoo
http://searchenginewatch.com/article/2307115/Google-Fails-to-Gain-Search-Market-Share-Bing-Steals-From-Yahoo

・Yahoo Depends Upon Microsoft’s Bing For 25% of Annual Revenues
http://www.forbes.com/sites/timworstall/2013/12/12/yahoo-depends-upon-microsofts-bing-for-25-of-annual-revenues/

・Report: Yahoo may be developing its own search engine (again)
http://www.pcworld.com/article/2092238/report-yahoo-may-be-developing-its-own-search-engine-again.html

 

蛇足:Mickey’s インスピレーション

YahooのCEO、Marissa Mayerは元Googleの幹部であり、Googleが2009年にYelpに対して推定$500 million強で買収提案をして経緯もあり、Yelpに対して高い評価をしている。またMayer氏はGoogle時代、2011年9月に自らリードして、レストランレビューで30年の歴史を誇る大看板、Zagatを買収している。YahooはMicrosoftと検索技術の利用ランセンスに関して2010年2月から10年契約を締結している関係上、このまま行けば2020年まで検索エンジンを切り替える事は無いはずだが、その中間地点となる2015年に契約解除の権利を履行できる契約になっているようだ。Mayer氏は、落ち続ける検索シェアを持ち直す為の根本的解決策を模索しており、そのオプションの一つとして、Microsoftとの提携から脱却して、独自の検索エンジンを開発するというシナリオもあるだろう。何故ならばYahooは、Microsoftとの契約に必ずしも満足していない。Yahooの年商は$4.8 billionで、その25%はBing検索に関連する広告売り上げとなっている。一つの契約が売り上げの25%に及んでいるのは、依存度が高すぎるのではないかとの見方もでている。また情報筋によると、Yahooは検索広告収入の12%を、Microsoftに支払う契約になっている。契約当初から1年半は、一定のRPSをMicrosoftが保証していたが(これは更に1年延長された)、2014年4月1日で期限を迎えるので、YahooはBingの検索において一回当たりの収入が期待値を下回った場合にも、保証金を受け取れなくなる事情も絡んでいる。一方MicrosoftとしてはYahooとの契約を継続したい事から、GoogleのSVPであるSundar PichaiをCEOに迎えてGoogleに対抗できる検索エンジンを開発するべきだという動きも、噂レベルでは出ていた。スマートフォンの出荷台数が今後も伸びていく状況で、検索に絡むビジネスは依然としてインターネット産業の中核でありまだまだ成長が見込める。Appleに追従とばかりMotorolaの携帯電話部門を買収したGoogleも、それをLenovoに売却した結果、検索事業の売り上げが全売上の9割を超える比重に戻っている。何れにしても、検索技術領域はしばらく目が離せない。貴方はどう思いますか?

Mickey Tachibana

1995年からサンフランシスコ・ベイエリア在住。地図のゼンリンの米国法人CEOを経て、アルファテック研究所を設立。日本企業とSFベイエリア/シリコンバレー企業とのパートナーシップ支援/経営戦略シンクタンク。全てのデバイスが相互に接続し、社会インフラとして人々の生活に日々変化が起きているこのタイミングで、米国のテクノロジートレンドを現在進行形でリポートしていきます(つまり半年後の日本を皆さんにシェア)。評価する際の最初の5分の感覚を鈍らせないように玄人になりすぎないようにする事、かつ広範囲に定点観測しテクノロジーランドスケープを逐次更新する事で、変化の先にある大きなイノベーションを独自の嗅覚でイメージします。というか、電子音楽家、アートイベントキュレーター、ケーブルTVプロデューサー、右脳型でかつ守備範囲が広いマイペースなテクノロジー探検家として知る人が多いかも。ご連絡はmickey_t[at]mac.comまで。