2017年3月末、栃木県那須町湯本の「那須温泉ファミリースキー場」で登山の講習会に参加していた県立大田原高校の16~17歳の男子生徒7人と男性教員1人が亡くなった事故は本当に痛ましいものでした。のちの報道で、位置情報を知らせるビーコンを所有していないことが明らかになっていますが、仮にスマホを携帯していたらどうったでしょうか(栃木県の高校は、所有はOKでも校内での使用がNGのところが多くおそらく講習会も不携帯と思われます。そもそもあのスキー場付近は電波が届きにくい状態です)。
そんな雪山の遭難者の迅速な救助を目的に、ドローンや気球を使った無線中継システムを活用した遭難者特定方法の調査が行われました。この内容はソフトバンクがが総務省北海道総合通信局から2016年8月に受託した「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討」事業による実証実験の結果によるものです。