現在東京ビッグサイトで開催中の「IT Week」は、IoTや人工知能の活用事例が豊富にデモンストレーションされています。中でも人工知能分野のディープラーニングの進化に伴う機能などの高度化には目を見張るものがありました。
例えばこの画面。IoT通信インフラの「ソラコム」を活用したデモなのですが、カメラで撮影した映像をリアルタイムで解析して表情や年齢、新規顧客(初めてそのデモを観た人か)を表示するものです。筆者は45才の男性です。数秒前に立っただけなのに、この精度には唖然としました。
共に突き抜ける
「シンギュラリティは近い」という本のタイトルを聞いたことがあるTechWave読者はかなり多いと思います。2005年に出版されたこの本では、2045年にAIが人類の知性を上回るという技術的特異点=シンギュラリティの到来を予見しています。この書籍を書いた人工知能の世界的権威レイ・カーツワイル氏と起業家 ピーター・ディアマンディス氏によって2008年に設立された教育機関がシリコンバレーにあるNASAリサーチパークに本部を置く「シンギュラリティ大学」です。
この大学の日本で初となるイベント「シンギュラリティ大学ジャパンサミット」が2017年9月6日・7日・8日の3日間に渡って東京・お台場の日本科学未来館で開催されます。300人に限り参加可能で、公式サイトではリクエストを受け付けている状態です。
「誰にでも目に見える形でクラウドのサービスを利用することができないか?。例えば、キャンディーケースを裏返したら、サーバーの処理が実行されたりするように」・・・そんなソニックス代表取締役社長 吉澤武則氏の夢が叶う日がやってきました。
写真のように、キャンディーケース型の札を「STOP」という面にひっくり返すと、サーバーの作業環境を停止し、必要なバックアップを安全に行ってくれるなど一連の処理を行ってくれるというのです。
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外回りや店頭、工事など現場で使えるビジネスチャットとして実績を積むLisB社の「direct(ダイレクト)」(参考:現場主義のビジネスチャット「direct(ダイレクト)」の躍進)。スマホやタブレットベースの単なるコミュニケーションツールではなく、業務改善ができるアプリとして高い評価を得られている(ドン・キホーテの成長に不可欠なビジネスチャット、CEOが明らかに)状態です。
そんな「direct」ですが、LisB社は本日2017年5月11日、西日本旅客鉄道株式会社(以下 JR 西日本)に提供することを明らかにしました。導入は2017年6月1日から。当初は3000アカウントからスタートし、順次拡大するとのことです。
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DayDream向けにVRコンテンツを揃えようとしている米Googleは2017年5月10日、VRゲーム「Job Simulator」や「Rick and Morty: Virtual Rick-ality」を開発するVRゲームスタジオ「Owlchemy Lab」を買収したと発表しました。
音声認識デバイス市場で先行(米Amazon音声認識デバイスシェア70%超でさらに加速)する米Amazon.comは現地時間の2017年5月9日、タッチディスプレイを搭載した据え置き型のデバイス「Echo Show」を発表しました。
見た目は小さなテレビ。一辺が18.7cmの正方形パネルに7インチのタッチディスプレイとスピーカー。奥行きは9cmとデスクやサイドボード、キッチンなどに気軽におけるサイズです。画面には時間やスケジュールが表示されていますが、話しかければ、音楽や動画を再生したり、テレビ電話をかけたりすることが可能です。「Echo Show」には音声認識型人工知能の「Amazon Alexa」が搭載されています。価格は229.99ドル。2017年6月28日に出荷予定です。
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世界にマーケットが広がるアプリで世界へ。そんなメッセージが叫ばれてからはや数年。この5年ほどを振り返ってみると、世界でのシェア獲得に手応えを感じているタイトルはごくわずか。大々的に海外進出をしたのはいいけど、あっという間に拠点を閉鎖するケースもありました。今や日本のアプリ開発者のほとんどのは、日本以外に配信することもそう多くはないという状況です。
そこで静かに立ち上がったのが「Glopa(グローパ)」というゲーム配信のグローバルプラットフォームです。CEOとしてシステムやゲームパブリッシングなどの経験が豊富な根本英明氏、CMOとしてイスラエルのマーケティング専門家であるDaniel Beck 氏、CFOとしてフォリオの西窪洋平氏らが共同で設立しました。
実店舗でお店をやるとなると不動産を借りるなど初期投資や固定費がかさむ一方、ネットショップ&ECでは時流にフィットした商品や資材をタイムリーに仕入れる必要があり、その都度、一定のまとまった資金が得られるかどうかが事業の成長に大きく関係してきます。とはいえ、数十万、数百万の資金を投資家から調達するのは割にあわず、銀行などへの融資では時間がかかり過ぎたり、担保や保証人を求められることもあり現実的ではないのが現状です。
そこで、ECプラットフォーム「STORES.jp」は2017年5月8日、オンライン融資サービスを展開するクレジットエンジンと提携し、STORES.jpでストア運営をしている人のみを単勝とした融資サービス「マエガリ」をスタートしました。
人間の五感といえば視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚。VRの世界では視覚と聴覚がすでに実用段階にありますが、VAQSO(旧ZaaZ)社はVR領域で未だ実用化に至っていない「嗅覚」に挑戦しています(あの人の香りがする…ZaaZ VRはVRヘッドセット装着型の匂いデバイス 【@maskin】)。
なんとなく「すごそう」とは想像できますが、実際、コンテンツとして体験しなければわからないのがVRの世界。そこで、今回、イベント「Unite Tokyo 2017」内で発表された、人気VRコンテンツ「VRカノジョ」とのコラボデモを体験してきたのでレポートしたいと思います。