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米Googleは現地時間の2013年2月26日、Googleのアカウントを使用して、外部のアプリケーションにおける認証を実現する「Google+ サインイン」の提供を開始した。
これは、Facebook connectやTwitterアカウントでのログインと同じように、Googleのログイン情報によって、Androidアプリのみならず、iOSアプリ、ウェブアプリなどの認証を可能にするというもの。
単にログイン認証だけの機能に留まらず、Google+やソーシャルグラフ、ビデオ会議システム「Hangout」などとの連携も果たすのが特徴。認証状況ログなども確認できる。
Facebookのアプリ連携ポストを代替する可能性も
イメージとしては、Facebookのアプリ連携が拡張されたものと考えると解りやすい。
Facebookアカウントでログイン&アプリ連携は、意図しないアクティビティがウォールにポストされてしまうなどの問題があったが、「Google+ サインイン」では共有範囲が細かく指定できるほか、新たに提供されるインタラクティブポストにより、アプリ連携ポストの挙動をより子細にデザインすることができるようになっている。
こういったソーシャルメディア x アプリ連携については、Facebookの「OpenGraph」に近い( Facebook「Open Graph」開始、タイムラインアプリによるソーシャルエクスペリエンス革命 http://techwave.jp/archives/51725427.html )ように思えるが、「Google+ サインイン」はウォール等だけでなくアプリの中のボタン等と連携できるなど、後発サービスだけにより深い連携が実現できるようになっている。
【関連URL】
・Google Platform — Google Developers
https://developers.google.com/+/
・Introducing Google Sign-In: simple and secure, minus the social spam – Google Developers Blog
http://www.amazon.co.jp/dp/B007V9T9ZK/
規模こそ巨大になったものの、アプリもサービスの安定度についてもしばしば問題が浮上するFacebook。最近はオワコン説も浮上するようになっているし、Facebookの不具合に嫌気を指す声も少なくないように感じる。この隙をつく形で、Google+は一気に躍進するか? 目が離せなくなりそう。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。