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楽天は2013年3月5日、楽天グループが提供する各サービスで購入した金額の1%をポイントとして貯められる「楽天スーパーポイント」と共通利用可能な「Rポイントカード」を発行すると発表した。
このカードは「楽天スーパーポイント」いよる集客や送客サービスを、リアル店舗にも展開するためのもので、2013年春から試験的な運営を開始するという。
なお、ポイントはネット・リアル店舗共通の扱いとなる。
横断型ポイントカード覇権の行方は?
本日の発表時点で、楽天会員は8156万人。楽天スーパーポイントは、楽天グループの「楽天市場」や「楽天トラベル」の売上1%を1円として蓄積した上で、1ポイントを1円として利用できるというもの。
リアル店舗の連携では、「楽天カード」や「楽天Edy」で利用金額に応じたポイントを付与・充当しているのみに留まっているが、今後、「Rポイントカード」の提供によりリアル店舗における楽天スーパーポイントの活用を推進したい考えだ。
楽天グループの各メディアを活用してリアル店舗の販促を実施するとのことで、競合他者との強力な差別化要因となりそうだ。
なお、ポイントは、他のポイントプログラムと併用が可能で、既存の磁気カードやバーコードをそのまま利用できるため、POSレジを使用している場合、新規のハードウェア投資は基本不要とのこと。手数料率は「業界最安値」としているが、詳細は明らかになっていない。
【関連URL】
・楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/
・楽天スマートペイ、初期費用2980円・最短翌日入金を実現したスマホカード決済サービス 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51771902.html
企業横断型のポイントカードといえばTポイントカード、ポンタカードが頭に思い浮ぶ。これらは大手フランチャイズやチェーンで利用できることが多いが、小店舗に強い楽天は「Rポイントカード」で上手にニッチを奪い取ろうとしていると考えられる。ただ、当然、楽天市場に出展している大手ブランド等がRポイントカードを活用したいといってくると考えられるわけだが、そこで「他ポイントカード併用も可」としているところがさすが。実際どのようにポイントカード併用を実現するのか注目。
ちなみにTポイントの場合、ちょっと古い数字だが2012年5月23日の時点で、利用者が4000万人を突破している。提携店舗の数も圧倒的。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。