- 「ソラコム」がスイングバイIPOを実現、東証グロース市場上場承認 - 2024-02-22
- (更新)結果速報 LAUNCHPAD SEED#IVS2023 #IVS #IVS @IVS_Official - 2023-03-09
- 「始動 Next Innovator 2022」締め切りは9月5日(月)正午ー経産省・JETRO主催のイノベーター育成プログラム #始動2022 - 2022-09-01
洗練されたヘッドフォンの代名詞ともいえる「Beat by DRE」を生んだ世界的な音響機器メーカー米Monster社と提携し(参考:仙台発モノスタートアップ ファウディオが米Monsterと提携、DJデバイス「PDJ」をMonsterブランドで販売 【増田 @maskin】)、スタンドアロンのDJデバイス「GODJ]をワールドワイドのヒット作に成長させた仙台発のスタートアップJDSound(旧ファウディオ)は2016年3月9日、その進化版となるA4サイズのDJデバイス「GODJ Plus」を発表した。同日クラウドファンディングmakuakeで割引価格で入手できるプロジェクトがスタートしている。
「GODJ」は、音響チップの設計者であるJDSound代表の宮崎晃一郎 氏が、そのパフォーマンスを最大限に発揮できるデバイスとして開発したもの(参考:日本モノスタートアップの骨頂点、世界初スタンドアロンDJデバイス「PDJ」の完成度がすごい 【増田 @maskin】)。圧倒的な完成度と品質。米Monsterが自社ブランドとして採用したものうなづける。
初代「GODJ」は、iPhoneが二つ横に並んだようなデザインで、メモリーに収められた楽曲を、ダイヤルとタッチパネルを使用してプレイするという小さいんながらも本格的な操作ができるデバイス。ハイレゾ音源にも対応し、クラブなどでの使用にも十分耐えられるもの。ただ、小型ゆえに、より本格的なプレイにはタッチパネルでページを切り替えてのプレイには限界がある。その応えが「GODJ Plus」である。
かつてウォークマンを製造した工場で
A4サイズの筐体に、ダイヤル類やスライド、パッド、タッチパネルが並んでいる。本体上部にスピーカーが据え付けられているのが最大の特徴だ。メモリーカードに楽曲をいれ、すぐに本格的なDJプレイが楽しめる。もちろん、ヘッドフォンでのミックス音源の聞き分けにも対応する。
スピーカーが搭載されたことで、パーティはもちろんイベントなどでも使用できるが、「CDやMDコンポ、ラジカセのようなな感覚でDJプレイに興味を持ってもらいたい」(代表 宮崎氏)という思いがあり、makuakeのプランは非常に野心的なプライシングになっている。
前モデルは韓国をベースに生産してきたが、今回は宮城県石巻の工場を利用。あのソニーウォークマンを産んだ場所だ。宮崎氏は今後、ネット連携の高機能化なども視野に入れているという。
【関連URL】
・GODJ Plus | makuake クラウドファンディングページ
https://www.makuake.com/project/go-dj-plus/
GODJは初号機が使い続けている。どこかのステージでプレイというよりは、びっくりするかもしれないが、自分のために聴いて楽しむためだ。なぜならまず音質がとてもいい。それと、DJというかリミックスというのは、もともとの楽曲の魅力を最大限に拡張する作用があるのだ。つまりプレイしている本人が一番気持ちいいのだ。好きな楽曲をつないだり、ミックスしていくのは、単に好みの楽曲をプレイリストから流すだけとは違う、次元の違う楽しみだったりする。
それで、スタバでスピーカーでDJプレイは迷惑だろ、という突っ込みもありそうだけど、リミックスというDJプレイのだいご味は(もちろん自宅でもいいんだけど)いろいろな場所に立つからこそ生きると思うわけです。