Facebookが位置情報から場所情報重視へ【湯川】

Facebook, 位置情報

 世界最大のSNSであるFacebookが位置情報機能の導入を進めていることは既報の通りだが、Facebookの公式ブログによると緯度や経度といった位置情報より、街の名前やレストランの名前といった場所の情報を重視する方針に切り替えた。スマートフォンの急速な普及により現在地に関連する情報を発信するサービスが急成長している中でFacebookも位置情報機能導入を優先課題に挙げているようだが、より独創的なサービス開発を目指しているようだ。


 Facebookが前回、プライバシーポリシーの変更を発表した際に、「近い将来に位置情報機能を導入する可能性がある」という表現をプライバシーポリシーの中に記していた。その際にFacebookの開発者たちは、スマートフォンのGPS機能を使って得た緯度、経度などの位置情報をユーザーの書き込みに追加するような機能を想定していたようだ。Twitterなどもそうだが、先行する位置関連サービスは、多くがこうした緯度、経度の位置情報をベースにサービスを構築している。

 ところがFacebookの公式ブログによると、「それとは異なる、もっとエキサイティングなアイデアを思いついた」という。そのためプライバシーポリシーの中の文言を「位置情報」から「場所情報」に変更することに決めたもようだ。詳細はこの「場所情報機能」が完成に近づいた際に発表されるとのことだが、メッセージに緯度、経度のタグ情報を埋め込むのではなく、レストランの店名などの「場所」のタグ情報を埋め込めるようにするのだという。その「場所」情報をクリックすると、その場所のページへジャンプする仕組みになるようだ。

 恐らくFacebookの中に、特定のレストランなどのページを設け、そこにユーザーからの情報を集めることができるような仕組みになるものとみられる。食べログのようなイメージのページかもしれない。そこにはお店の広告も表示できるだろうから、Facebookには新たな収入源になるだろう。

 ソーシャルメディアの時代には、ユーザーのコミュニティーを押さえたところが圧倒的な強さを持つ。Facebookは世界で4億人の会員を持つ巨大サービスだけに、先行するサービスでさえ、あっと言う間に踏み潰されてしまう可能性がある。Facebookの動向には細心の注意が必要だろう。

【関連記事】
第5回ジオメディアサミット開催!【小山】
注目位置情報サービスの「FourSquare」日本で利用可に=狙うはローカル広告
機は熟した。これから始まるジオメディア時代
twitterの位置情報対応で 可能になった11の事業アイデア
Yelpがあればガイドブックいらず
ローカル広告は、クラウドソーシング、アドマーケットプレースでブレークスルーを
新聞とモバイルの新しいカタチ=Foursqureとカナダの地元紙が提携
不動産情報サイト”Zillow”が無料Androidアプリをリリース【三橋ゆか里】

最新情報をお届け

こっちはいろいろ

PAGE TOP
More in Facebook, ジオメディア, プライバシー, 位置情報
Appleが革命的モバイル広告プラットフォーム「iAd」を発表するというウワサ【湯川】

第5回ジオメディアサミット開催!【小山】

FacebookがTwitter風の画面表示で特許取得=ソーシャルメディアへの影響は?
Close